ビーナス7順押ししたかった
ビーナス7順押ししたかった
4号機のビーナス7という台ですが『中押し子役狙いが効く』と言われたのでそれしかやっていません。順押しすれば斜めプラムがはずれたりするのに。 ビーナスラインじゃないです。
と書いて終われたらどれだけ楽か。そういうわけにはいきません。 だって順押しすればいいからね。自分でやっておいて何を文句言っているんだ。 その辺りをもう少し詳しく書いてみようと思います。
ビーナス7 1999年 オリンピア 4号機 7ライン

設定 | BIG | REG | 機械割 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 1/309 | 1/910 | 97 | ||
2 | 1/292 | 1/910 | 100 | ||
3 | 1/273 | 1/910 | 104 | ||
4 | 1/244 | 1/910 | 109 | ||
5 | 1/244 | 1/862 | 115 | ||
6 | 1/210 | 1/630 | 118 |
設計ミスで変則押しをすると1000円で60ゲームぐらい回り、設定1の機械割が120%。が前作のビーナスライン。 そのバグを急遽直した台です。設定1じゃ勝てません。ちなみにビーナスラインの設定6は1000円で100ゲーム回る。機械割160%。
『変則押しで得をする』という特徴を残してしまったために中途半端な台になった。すぐ消えた。ガラガラのシマしか見たことない。 変則押しはもともとの台の良さを殺してしまう打ち方なので人を選びます。個人的には設定1じゃ勝てないのに変則押しを毎回やってられない。
友達がハマッた
ある日、友達がビーナス7にハマッたらしくて、私に学校で面白さを伝えようとしてきました。そういうのよくある光景でした。
あんまり覚えていませんがナナメのプラムがハズれると入っているらしいです。よくあるリーチ目です。私も好きです。狙わなくてもいい子役がたまにハズれているやつ。
狙わないといけないスイカかボーナスもアツくてボタンに気合が入りますが。 どうせ外れない子役がしれっと外れるのも好きです。『あ…』となります。
それで『じゃあ打ちに行こうか』となりました。どうせ暇だし。授業が終わった後はほぼやることがなかったので。 どうせパチスロを打たないなら麻雀です。何の目標も熱意もない学生でした。
何の目標も無い
嘘です。実はミュージシャンになりたかったです。ギターを練習しました。DTMで作曲していました。 バンドは2回組んで練習もしないまま脱退しました。だってラルクのコピーバンドなんてやりたくなかったもん。
なんかね。簡単に言うと変わったことがしたかったの。ドラム3人とか。演奏しながらピストルで一人ずつ殺していくとか。 でも誰も乗ってくれない。私が出したアイデアに全員ひいてた。だからミュージシャンはすぐあきらめました。才能が無いです。
ビーナス7の散策
それでひょんなことからビーナス7を打ちに行くことになりました。ところがどっこい。ビーナス7を設置しているお店を知りません。 ちょい前の台で人気も無くて見たことない。友達の打っている地元は1時間ぐらいかかります。もっと近場に無いものか。
そこで街を散策することにしました。我々は電車で10分のパチ屋が多い激戦区へ移動しビーナス7を探すことにしました。 だったら1時間の地元のほうが早いのにね。
と思う方もおられることでしょうがそれは違います。なぜなら我々は暇なだけだから。遊ぶ理由があれば何でも良いのです。街をブラブラしたかっただけです。 だって学校帰りにパチスロ打ったってどうせ勝てないよ。勝ちに行く日は朝から打ちます。
すぐ見つかった
それは意外と早く見つかりました。近場を選んだ我々の勝利です。プロは2択をハズさない。プロがハズすのはリプレイだけだ。 やはりプロは違う。しかも店に入る前に見つけましたよ。なぜなら店頭に実機が飾ってあったから。7ラインに7が揃って音楽が鳴っていました。
黒いパネルです。ビーナスラインです。もちろん飾ってあるだけで打てません。まさか先にビーナスラインのほうを見つけてしまうとは。俗に言う『コロンブス現象』です。
インドへの近道を探すはずがアメリカ大陸を見つけてしまったのです。ビーナス7を探すはずがビーナスラインを見つけてしまったのです。
ビーナス7がない
アメリカ大陸を発見したからには上陸しなければならない。目的とは違いますが我々は入店することにしました。 店を一周して分かったことは『ビーナス7は無い』ということです。
まぁ当然です。だって我々が上陸したのはアメリカ大陸なのだから。スパイスがあるのはインドです。
スパイスがあるのはインド
今回はこの言葉を教訓にしようと思います。回り道をすると意外な発見がありますが、目的のものはそこにはありません。 回ったほうがいい場合と急いだほうがいい場合があるのです。
急いで狙い台を取るか店を一周するか。プロは2択を外してはいけない。プロなら急いで狙い台を取った後に一周します。プロは両方選ぶのです。 だから台取り用の小物は2つ持参しておくこと。それを私に教えるためにあの店はビーナス7を設置しなかったのかもしれません。
つまりそういうことです。これが今回私が言いたかったことです。それではもう一度格言ぽく言ってみましょう。
台取り用の小物は2つ持参する
どうですか。小物を2つ持参すればパチスロで勝てそうになって来ましたか。その調子で頑張りましょう。 でも朝一満席の店で2台取るのはやめましょう。ルール違反です。出禁になります。緩い状況だけでやりましょう。
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