異様な人気で座れないプレリュード２

４号機のプレリュード２という台が物凄い人気でした。いつ行っても満席で座れません。雑誌にも載っていなかったのに。まさか攻略法でも発見されたのでしょうか。でも誰も箱を積んでいません。

と書いて終われたらどれだけ楽か。そういうわけにはいきません。だって新台が満席なのは当たり前だからね。しばらくすると人気もなくなりました。その辺りをもう少し詳しく書いてみようと思います。

大量リーチ目のマニア向け台。と思いきや全リールに強い絵柄がたくさんあってそればっかり出る。アチェフォｗｗｗリフォリｗｗｗみたいな。毎回デジタルが回って数字によって子役予告だったり信頼度が高かったり確定したりする。

ビッグ中は中左右の順で同じところ狙うだけでハズシも子役も全フォロー。この仕様が一番斬新。人気の割に出してる人を見たことない。勝てる気しない。でも打っちゃう。やっぱ強い絵柄がボフッて止まるところが見たい。

プレリュードは繁華街の隣の街にありました。隣町もそこそこ栄えています。その日はパチ屋の散策に来ました。やはりプロとしてはパチ屋をたくさん知っておかねばなりません。

駅前にあった大型ホールに入ると、等価で昼過ぎに客付き７割程です。やはりここも栄えています。結構状況がいいです。

とは思いません。この時期の私は等価は完全無視です。勝つなら７枚で高設定狙いしかない。と思い込んでいました。視野が狭いです。負け犬の考え方です。プロ失格です。

等価に高設定なんかない。等価は換金率に騙されたおっさんが行く店だ。若者がそう思い込み本当に若者が来なくなれば等価の店は出すことが出来る。なぜそこに気付かなかったのか。

一歩先を読む。ギャンブルでは大切なことだったのに。私はまだ若すぎました。２０歳ぐらいでした。パチスロで勝っている側だと思っていたのに。財布の中身は増えていくのに。世の中の食い物にされているのは私のほうだったのです。

今回は私の負けだ。だが私はまたこの街に帰ってくる。今まで稼いだお金は授業料としてもらって行く。その言葉を残し、私は駅に向かうのでした。

駅に向かう前にやっぱもうちょっと様子を見ないとね。面白そうな台があるかもしれない。勝つなら朝から７枚だけど遊びならオッケーです。そもそも私はパチスロで遊んでいただけだし。

そしたらありましたよ。プレリュード。旧台なのに人気です。旧台ならいいや。どうせ裏モノです。と思ったらどうやら新台でした。古そうな見た目なのに。新台って椅子に書いてある。でも雑誌で見たことないよ。先行導入かもしれない。

満席なのでその日は打たずに帰りました。しばらく経って見に行ったらまた満席でした。朝並べば座れるんでしょうが等価に並ぶ気がしません。並ぶなら繁華街の７枚です。

そのうちプレリュードのことは忘れてしまいました。だって毎月新台がどんどん発表されるから。

それから一年ぐらい経ちました。ある日立ち寄った別のパチ屋でプレリュードを発見しました。バラエティに１台だけ置いてあります。誰も打っていません。大昔あんなに繁栄していたアンモナイトを一匹だけ発掘できたのです。考古学者でもないのにね。

忘れていたことは置いておいて。ずっと打ちたかったプレリュードがやっと打てる。胸が苦しくなりました。でも病気ではありません。何で分かるの。医者でもないのにね。

それで何回か打ちました。終日打って３０００枚ぐらい出したこともあります。やっぱり大量リーチ目の台が一番面白い。人気があったわけだ。こういう台は今はもう絶対人気が出ませんが。アンモナイトの時代は終わりました。

今回はこの言葉を教訓にしようと思います。タバコやめろとか。野菜も食べろとか。運動しろとか。医者でもないのに言うヤツなんなの。

予習復習しろとか。授業中はノートを取れとか。塾に行ったほうが良いとか。夏を制するものが受験を制するとか。難関大学にも行ってないのに言うヤツなんなの。

年金はどうせ支給されない。コミュ力がない人間は仕事が出来ない。そんな商品売れるわけが無い。パチスロはもう終わり。大量リーチ目の台は絶対人気が出ない。未来人でもないのに言うヤツなんなの。

分かった気になってはいけない。専門家にしか判断できない。それを伝え忘れたプレリュードが一台だけ私の通う店に設置されたのかもしれません。新台でもないのにね。

つまりそういうことです。これが今回私が言いたかったことです。それではもう一度格言ぽく言ってみましょう。

コミュ力がない人間は仕事が出来ない

どうですか。コミュ力をつければパチスロで勝てそうになって来ましたか。その調子で頑張りましょう。パチスロは一人でやる遊びなので若者のコミュ力低下が心配です。なるだけ友達を作ってみんなで打ちに行きましょう。